社員が語る髙木とは2

■もうちょっとお話しします

髙木の写真はそれぞれの職場で役割を分担しています。ここ10年ぐらいで旧世代社員の定年により社員が入れ替った結果、業界には珍しく平均年齢の低い会社に生まれ変わりました。
もちろん先輩社員の技術は新人に承継されたのですが、その後もどんどん若い社員が入社してくると、さらに技術の伝承も新しくなる縫製機材やニーズの変化に対応してゆかなければなりません。そういった観点からすれば、確固たる基礎技術を有した若い社員が、今度はそれを後輩に伝えるため、日々努力しているというのが、髙木の今の姿なのです

(なお個人情報保護の観点から、氏名や顔写真については公開いたしておりません。)

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髙木への感謝
社員のコメントに対応した社員私はこの鞄業界においてメンズ革専門メーカー㍿辰巳 縫製部門10年、レディース革専門メーカー㍿池田工芸 縫製部門に8年勤務した後、当時はメンズ革付鞄メーカーであった㍿髙木を現社長が立ち上げられた平成16年より今日まで、15年間サンプル担当として在籍しております

立ち上げ時は2社であった得意先に奮闘しサンプル作りを徹夜で行ったのが懐かしくも思います。その得意先も現在10社以上になり、それはひとえに私が学んだ事を活かし認めて頂け、やり甲斐を持つ事が出来た社長のおかげである事に、尊敬と感謝の念で一杯です。それと現在では日本有数の大手鞄メーカー各社と取り引きが出来ている事を、とても誇りに思います。そこには㍿髙木で働く社長や私を含めた社員1人1人が日々の成長と責任を全うした努力の結果だと私は自負し感謝している次第です。
髙木の素晴らしいところは、全ての社員の独自性を重視し共有することで色んな問題を柔軟に対応し成果を上げ続けているというところです。共有に至っては同業他社ではあまり取り入れらていない正社員全員がiPad を所有しそれを通してリアルタイムでの情報交換を可能にしています。今後の課題として時代の変革期である経済の低迷に加え、コロナ期をどう対処する点が世間ではありますが、現在の髙木の体制で問題は無いかと思います。
個人的には今後の課題としてサンプル師の育成を考えたいと思い、色々提案していきたいと思っています。早いもので15年を経て最年長となり最後の会社勤めになるかと思い改めて髙木に感謝したいと思います。
平成16年入社 男性 
髙木のここがすばらしい

新しい商品を手掛けるにあたって、前もっての準備が出来ている。
前もっての準備というのは、サンプルの鞄を見て各部署ごとに生産
するにあたって、スムーズに取り掛かれるようにすることです。これをやるのとやらないのとでは、時間も仕事効率性も全然変わってきます。
今、私が担当している部署では、段取り等の生産部署に渡す前の仕事であり、最初の段階で携わります。この鞄は、こうなっているから、この材料が入ってきたらこうしよう、このパーツはこうなっているから、裁断する際は気をつけよう、など考えて動いています。
生産部署では、コンピューターミシン等で使う型などを生産前には準備しています。
また、段取りから生産、仕上げまでスムーズにいけるように、みんなで意見を出し合っています。社内の人たちと分野を超えて意見を交換できるのが髙木流です。

以上簡単な説明と、一部の流れの説明でしたけど、ここが髙木のすばらしい所だと感じます
平成23年入社 男性 
 大学卒業後、以前から興味のあった飲食関係の仕事に就きました。しかしシフト制の仕事で、時間がバラバラだった為体力があるうちは出来ますが、先のことを考えると大丈夫かなと不安を感じていました。
そこで転職を考えていたとき、色々な求人がある中で「鞄職人」の募集が目にとびこんできました。
小さいころから母が刺繍やパッチワークを楽しんでしている姿を見ていたので、針仕事を身近に感じ興味がわいた為応募しました。
ただ興味があるだけで未経験の自分に出来るのかなと心配でしたが、その当時勤務していたベテランの上司に鞄の作り方、ミシン等機械の扱い方を教わり、未熟ながらも少しずつ出来る事も増えていきました。
また会社には先人の技術が蓄積させているため、効率の良い方法を勉強できる環境もありました。
鞄の知識が全くなかった自分ではありますが、今では仕事を任せていただけるまでに成長することができました。

髙木のいいところ
【設備が整っている】
私の働いている班では、平ミシン3台、腕ミシン2台、薄物縫いミシン1台あり、用途によって使い分けています。
多くのミシンがあるおかげで良い鞄をお客様に届けることが出来ます。
【チームワークがあります】
手仕事といえば、黙々と一人で作業しているように思われがちですが、そうではなく、仕事の工程や進み具合をお互いに確認し、話し合いながら進めています。
ときには、想定外のトラブルが起こることもあります。
そのような場合でも協力し、助け合いながら仕事が出来る仲間がいます。
【引き継がれた技術があります】
入社当時に右も左もわからない私に、鞄の知識から、工程まですべてを一から教えてくれた、ベテランの上司がいました。
その方から教えていただいた技術をもとに、自分なりにスムーズにできるように日々仕事をしています。

髙木であなたが目指していること

みんなが働きやすい環境でより良い鞄を作っていきたいです。
私の働いている班は社員2名とパート3名の計5名で仕事をしています。
ベテラン上司が退職された今、ありがたいことに班長を任せて頂き仕事はもちろんのこと班のみんなが働きやすい環境を作ることも大切だと感じています。
入社して8年たった今、出来ることも増え周りに目を向けることも少しは出来るようになったと思います。今の自分に満足することなく、これからも技術を磨いていきたいです。
その為にも、今ある目の前の仕事を一つずつ丁寧にこなして、自分も班のみんなも一緒に成長していきたいと思っています。
そして髙木のみんなで、良い鞄を作っていくのが目標です。
平成25年入社 男性 
「私は転職で髙木に入社しました」
元々検品を主とした仕上げ業務を10年やっており、その経験を活かして何か出来ないか?と考えていた時に髙木と出会いました。異業種からの転職でしたので、正直に言えば未知の世界へ飛び込む事には勇気が要りました。ですが「モノづくり」をしている会社というのはとても大きな魅力を持っており、一歩を踏み出すには十分でした。
当然ながら入社後は右も左も分からない状態で、毎日が新鮮でありつつも必死になって向き合う毎日でした。しかしそんな中でも一つだけ明確な事があり、それは「この鞄はお客様の手元へ届ける大切な商品である」という一点でした。これは前職にも深く通じるものであり、この一点が常に頭の中にあるからこそ検品としての業務全般を手探りしながらでも進んで来れたのだと思います

「髙木であなたがめざしているもの」

検品という立場で何ができるのか?という問いがあるとすれば自分の中での答えは決まっています。
「出来上がった鞄がその時点で99点だとすれば、それを0.1%でも底上げできるようになりたい」検品が担うべき業務は全てこの言葉に集約できると思います。
基本である検品を確実なものにするのが何より1番ではありますが、同時に何よりも難しいと日々身に染みて感じています。思い描いたことを実践していくことは難しく己の技量の未熟さに歯痒さを感じる事も多々ありますが、そんな時は自分にとっての初心とも言えるこの言葉を思い出し、完璧は無理かもしれないけれどそれに限りなく近づけることはできるはずだと気持ちを新たにします。
そうして常に意識することで、検品以降の梱包などでも確実に丁寧に作業することを心掛けることに繋がっていくのだと思っています。引いてはそれが少しでもプラスになる要素になればいいなと、そうあればいいなと、細やかながらそう考えて業務をこなしています。

平成29年入社 女性
 (株)高木のここが素晴らしい

髙木ではやる気のある人なら、鞄を作ることの1から10まで全て覚える事ができます。
デザインから型を切り出し、裁断、ニス塗り、割り漉き、縫製、検品まで、自分のやる気次第でそういう技術を身につける事ができる会社です。
まずは配属された部署でそこでの仕事、技術を学ぶことは当たり前ですが、違う部署の仕事を学ぶ事により、自分の仕事の前の工程、後の工程の作業がよくわかり、どのようにしてここまで出来てきたのか、これからどのように作業されていくのか、わかっているとわかっていないでは全然ちがいますからね。
もちろんやる気と努力は必要ですが。
(株)髙木はそういう技術を身につける事が努力次第で出来る会社です。

(株)髙木のここが、これからの課題だ

どこの会社でもあると思いますがこれからの課題は技術の継承だと思います。新しく若くてやる気のある子達が入社してくる一方、熟練者の年配の方が引退されていきます。会社の中でも技術者が少なくなっていく中、いかに短期間で技術を教えていくか…
難しいなと思います。
教える側の人の中には、人ができないということが理解できなくなってしまう事があり、自分だって最初はできなかったはずなのにそれをつい忘れてしまうことがあります。だんだんできるようになったはずなのだけれど、その過程を記録している人もほとんどいません。
人に教えるためには教え方を考えることは必要だけど、自分はどうしてできるようになったのかという自己分析が大切かなとも思いますね。
そういう気持ちを持って、新しく入ってきた子達に技術を教えて行けたらと思っています。
平成15年入社 男性 
鞄作りここが面白い

平面な生地から立体的に鞄を創りあげることが何より面白いし、仕上がった鞄を見ると作品を作るということは楽しいなと思います。
ミシンにしても縫い目や縫い方を一つ一つ鞄に対して変えたり、同じ商品にしても自分でより綺麗に仕上がる方法を考えながら鞄制作をしている時が、1番無心になって頑張れる時だと思います。
自分でもこんな鞄を創りたいとか、こんな形の鞄があったら面白いなと考える時間も、凄く醍醐味を感じます。

・次に勉強したいこと…
これは変わらず昔からずっと一緒で、絵を勉強したいと思っています。
なぜならば絵は見る角度や、色の濃さなどによって人への伝わり方や感じ方が、大きく変化するからです。たった1つの作品から見る人によって、たくさんの感動や思いが生まれることが凄く不思議で、素敵だなと思っているからです。
平成19年入社 男性

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